一昨年前ごろにテレビ東京のWBSで米国でブラックフライデーなる物が11月の最終金曜日に開かれているのを見ました。「へぇ〜、そういうのがあるのか」と感慨にふけっていましたら、昨年辺りから日本のイオンでもやり始めましたね。この辺の行動力はさすがですね。だから、業界トップ層は凄いですね。
このブラックフライデーですが、米国ではこの日を境にして年末商戦がスタートされるそうです。なるほどなぁと思います。日本でクリスマスプレゼントや年末年始の買い物はその時期が近付かないと加熱しませんよね。そのスタートラインを小売店側でさし示す事で確実に消費者は動きますもんね。しかも、イオンのように特に地方では集客力のある商業施設がやるとなればマスコミも騒いでくれるし好都合なんですよね。何と言っても、在庫一掃セールを早める効果があります。冬本番になってからでは遅い訳です。冬の第一弾セールとしてこのブラックフライデーを打って、次には年末年始、それでも売れない冬物は1月下旬辺りから更なる値下げの断行です。となれば、これまでセールの波は2つしか無かったものをこのブラックフライデーを打つことで3つの波を作る事が出来ます。これは本当に小売店業界にとっては大きな衝撃になるでしょう。やらない方が損をするような格好になってしまうでしょう。
ここで気になる事があります。クリスマスプレゼントはいつ買えば良いか？という疑問です。おそらく、現時点ではこのブラックフライデーの時期に買うのがベターかと思います。なぜか？それは、ブラックフライデーを小売店側としては在庫一掃のタイミングと位置づけていると思われるからです。だから、店舗にある在庫をとにかく安くして陳列します。そこで型落ちとかをさばくのです。で、クリスマスの時期には新しく入ってきた商品を売りたい訳ですからブラックフライデーまでの値引きは難しいですよね。
その辺は客の心理をしっかり読んでの事ですね。普通、クリスマスプレゼントとかってやっぱり12月15日~24日が1番商品が出る訳です。その辺りに小売店側が無理に値引きしますか？する必要無いですよね。だって、クリスマスプレゼントは必要に迫られて渡す訳だし買う方もちょっと高くても買わないといけませんもんね。しかも、値引き品よりも定価の方が売れるはずです。特にアクセサリーとかはそうです。まさか、セール品を恋人に渡しますか？大多数の人はそんな事しませんよね。12月15日~20日はそういう時期なんです。
だから、商品がある程度決まっていて安い方が助かる人にとってはこのブラックフライデーでクリスマスプレゼントを買った方が非常にお得なんですよね。イオンなんて4000円くらいのものを1000円、20000円の物が10000円で出していたりします。まぁ、物によりますがね。ネットで買うのは嫌だという方はイオンのブラックフライデーは本当に買い物の価値有りだと思いますよ。
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