二階俊博自民党大幹事長が、自民党総裁選で菅義偉の再選が当然との発言が物議になってますね。そりゃ、そうですよね。内閣支持率は政権樹立後には75%ほどあったのが、1年も経たずに25%ほどの低下しちゃいましたもんね。でも、皆さん覚えてますか?森喜朗内閣の時なんて、支持率1桁になっていたんですよ。7%とかね。それから鑑みれば未だ未だ序の口ですよ。加えて、第二次安倍政権の時なんて世論調査メチャクチャ誤魔化してたでしょ。あんなに、支持率が安定して高かったはずがありませんよね。
では、話を戻します。二階大幹事長がなぜ「菅続投!」を言ってるか?なんです。それは、悲願である「自民党をぶっ壊したい!」からとしか言えません。そして、自民党を野に下らせたいのです。1993年まで振り返ってみましょう。二階俊博は、小沢一郎と一緒に新生党を作って、自民党を脱出しました。その後は、反自民での活動です。新進党に行き、小沢一郎と共に自由党の設立です。この当時、一貫して反自民政権を作ろう!って言ってたんですよ。でも、2000年には野中広務に丸め込まれて、自由党を離脱し、保守党という自民党の外郭政党を作ったんです。その後は数年で、自民党に再入党です。だから、心の底では、こう思ってると思いますよ。「小沢に出来なかった自民党解体を俺がこの手でやってのけるんだ!」ってそう思ってるでしょうね。違いますかね?!自民党復党時はそれはそれは冷や飯を食らわされてたでしょう。でも、昨今は幹事長というよりも大幹事長です。権力を我がものにしたんです。それを思うと幹事長にした安倍は大きな間違いをしたんだと思います。もし、谷垣前幹事長があのまま続いていたら、このような状況は生まれていなかったでしょうね。
同様に、菅義偉です。これまた厄介というか、ひねくれてる感じが行動に出てますね。そりゃ、そうですよね。酒は飲まないみたいだし、周りは世襲議員ばっかりで自身は秘書上がりの叩き上げだもんね。それ考えると、鈴木宗男を思い出します。だから、1998年の総裁選では主流派ではない梶山擁立に加担したんじゃないですかね。このケースからみんなとは違う路線を意とする政治家として見ることが出来ます。加えて、加藤の乱では加藤紘一と共に行動してます。どうです?こりゃバッチリ反自民思想としか言えませんよね。
つまりは、この自民党内で反自民路線でひた走ってきた2人が今となっては、党内No.1とNo.2なんですよ。そりゃ、この大組織をぶっ壊せるなら壊したいって思いますよね。もし、それをやれれば歴史に確実に名を残せます。政権を失った時の首相、宮澤喜一や麻生太郎を越えられるかもしれませんね。
さて、菅義偉再選の先にあるのは自公政権の下野でしょう。二階俊博が小沢一郎以上の壊し屋だったなんてなんて面白い展開になるんでしょうか。和歌山の人たちはどんな気持ちでしょうか。
<こちらもどうぞ、どうぞ!!!>
【2020年】菅義偉内閣の早期解散はほぼ無い3つの理由 - netPaper
【都知事選】小池百合子に投票するのがダンゼン良くない件 - netPaper
【うわ!】新元号の令和の容認派が7割以上いて気持ち悪い件 - netPaper
【片山さつき】女の閣僚が就任後に責められないための唯一の方法 - netPaper
【2018総裁選】善戦も石破茂の今後はそんなに明るくない件 - netPaper