「保育園落ちた日本死ね!!!」という言葉を覚えていらっしゃいますでしょうか。さかのぼる事、2016年の事だったと記憶しております。自身の子供を預かってくれる保育園が無いと怒り新党に、いえ、怒り心頭になるような国民性なんだなぁと勉強致した次第でございました。
さて、このほど荒川区の保育園では基本的に1歳未満つまり0歳児で保育時間が9:00〜17:00までという事を知りました(この基準はおそらく公営保育園かと)。なるほどです。他の区では、7:30〜18:30までとか7:30〜18:30までとかです。まぁ、その区によってそれぞれです。もし、お住まいの公営保育園の保育時間を知りたい方は「市町村名 保育園 保育時間」とググると自治体のサイトで割と調べられますよ。
で、荒川区の保育時間は他の行政区域に比べると長くはないようです。その理由に関して区の担当者はこのように発しております。
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この文面(特に緑の部分)を見た時、当方は良くぞ言ってくれた!!!と思いました。トンチンカンな政治家が待機児童ゼロを目指すとか言ってますが、まともな事を言ってくれる自治体があったのかと心底感動しております。おっしゃる通りで、幼少期であればあるほど子供は親近者とそれなりに接する事が重要である事は証明されております。なので、ここは荒川区は大旗を振って「親元子育て度1番」の自治体として目指されてはいかがでしょうか。
そもそも、少子化でどうしようもないなら国や自治体は保育園を増やすよりも出産した親に対してある程度の生活をサポートする施策をするのが妥当ではないでしょうか。国とかって人間つまり人材で出来上がってますよね。幼少期という超重要な時期に親から離すような政策を促進するようなのが良いと思いますか？色々訳があって仕方なくというのなら保育園に預けるのは仕方ありませんが、共働きで保育園というのは子供もそうだし、親自身も、そして国の未来にとっても言い訳がありません。
幼少期であればあるほど、集団生活はベターでない事は判明しております。それを国策としてやっていたのが近年では独裁時代のルーマニアです。産めよ殖やせよで生まれた子たちで親元にいられなくなった人は施設に入れられてしまいました。入った先は最低限の生命保証でしかありません。親から子供に受け継がれるような愛情なんてほとんど無い状況です。情緒も不安定で言語に関しても何らかの自己表現に関しても上手く出来ない子ばかりになりました。ここで、言っておきますが日本の保育園がそうであるといいません。ルーマニアの件は例えばの話です。そして、その施設で育った子供たちは満足な教育も受けられないまま少年期を経て大人になります。他に、極端な例では大昔のフリードリヒ2世が乳幼児に対する人体実験をしておりました。それは生命保証はするが愛情表現は一切しないという施設を作って言語などが話せるようになるかというものでした。そこで、育った子はほとんどが早死しました。
人間生きていく上では、働いてお金を得なければいけませんが、子供が乳幼児期で非常に大切な時期にはやっぱり少しでも接するのは何よりも最優先すべき事です。キャリアだとかいう関心事もあるかもしれませんが、それは一旦ブレーキを踏んで子供との時間を増やすのが妥当です。それの方が子育て中の人に関わらずみんなが幸せになる事だと思います。休職とかのせいで給与が減って旅行や外食、衣類の買い物の頻度が減るかもしれませんが、我慢すべきなのでは無いでしょうか。その分、行政がある程度の生活や子育てのサポートすれば良いんだと思います。右習えで保育園待機児童ゼロを促進するのはやめるべきで「親元子育て」を促進するにはどうすれば良いのかという議論に180°政策を転換すべきなんです。何でこれを言う政党が出てこないのか非常に不思議でなりません。
荒川区は親元子育て促進に向け先陣をきって議論を深めてはいかがでしょうか。それを進めていけば保育園落ちようが受かろうが日本は死にませんよね。
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