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【困難】なぜ、知事から総理大臣首相になるのはほぼ無理なのか?

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2017年の総選挙でまたしても知事から総理大臣になるのか?と注目された人物がいました。小池百合子東京都知事です。しかし、衆院選不出馬でこの件はご破算になりました。

 

ところで、タイトルの件です。戦後の総理大臣の中で知事の経歴を持った後に総理大臣になったのは細川護熙熊本県知事ただ1人です。それは何を意味するか?という事ですが、総理大臣を狙うなら都道府県知事をやってはいけないという証左なのです。細川護熙の場合はレアケースと認識した方が良いですね。小沢一郎に担がれて奇跡的に総理大臣になったと考えて間違い無いでしょう。更には、熊本で細川家と言えばお殿様です。あの細川忠興のご子孫ですよ。党人派とか官僚派ともちょっと違いますよね。

 

では、なぜ知事を経験した者は総理大臣にはなれないのでしょうか?3点ほど上げたいと思います。

燃え尽き症候群

②注目されなくなる

③動き方が分からなくなる

 

①ですが、都道府県知事ともなればある意味一国一城の主です。江戸時代なら藩主ですね。藩主から征夷大将軍になった人いましたか?でもって、知事とかやると8年間とか12年間、2〜3期やりますよね。それだけでやっぱり勤め上げたっていう自負を持ってしまうんだと思います。その状態で、誰からか「国政でも力を発揮しないか?」とか言われ出馬したりするじゃないですか。で、当選は出来る訳です。衆院とか参院とかにですね。で、そこから総理大臣を目指そうと思ってもおそらくそういう馬力が出ないんだと思いますね。

 

②ですが、知事をやってる頃にはどこの都道府県でも常に注目されてますよね。でも、国会議員になると約1/750の存在でしかなくなります。そんな状況になれば人はあれ?おかしいぞとなるんだと思いますね。今までは一挙手一投足で成り立ってたのに誰も自分の事を見てくれなくなったなとです。そして、ここまでかなと気付くんだと思いますね。

 

③ですが、国会議員ってやっぱり数じゃないですか。田中角栄がそう言ってましたが、数を集められなくなると無所属とか無派閥とか、もしくはどこかの派閥に入らないといけませんよね。まさか、国会議員になっていきなり派閥の領袖になんかなれません。つまりは知事時代の仕事のやり方と異なるせいでどう動いて良いか分からなくなるんだと思います。しかも、知事経験者に限って自民党から出るケースは近年減ってますよね。大体が野党からです。今年の衆院選では自民党から前新潟県知事が出馬しておりますがレアですね。

 

松沢成文そのまんま東、カリスマ性のあった石原慎太郎などが近年では主だった知事経験からの国会議員です。石原慎太郎とかは特に知事の次は総理だと持てはやされてました。しかし、維新の代表で任期を終えております。こういう事を分かっていたから橋下徹小池百合子は国政に打って出ないんだと思いますね。在任中は橋下徹が国政に出るんじゃないか?としきりに報道されてましたが、国政進出はありませんでしたよね。

 

と考えるとやっぱり知事経験者の総理就任は非常に難しいですし、狙うなら知事を一旦やって力をつけてからと考えずに国政で支持を得ていった方が良いのかなと感じますね。

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