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時事関係から芸能関係まで色々と気づいたことを投稿しておくブログです。老壮青でいえば、ギリ青です。

銀行カードローン増加を受け総量規制されたら銀行はどうなる?

銀行なぁ。なんか本来の使命を果たしてほしい業界の1つ

ですね。

 

まずは、ざっとタイトルに関して概要を記載しておきます。

銀行からお金を借りる人の債務額が近年増加の一途です。これは

まぁ色々と理由がありますが、大きな点としては2つです。サラ金

から借りづらくなった点と銀行の審査が甘く大きな金額を借り

られる点です。こうなると個人は立場が非常に弱いのでべったり

になります。

 

 

 

まずは、サラ金業社です。CMでよく過払い金返還請求という

ワードを耳にした事はないでしょうか。これって、債務者つまり

借りた個人が払いすぎたお金を取り戻せますよっていう中身の

CMです。基本的に弁護士事務所がやってます。これが強化され

たのは貸金業法が変わってからです。これのおかげでサラ金業社

は減少になりました。

 

そして、その受け皿になったのが超絶ホワイトなイメージの銀行

業界です。この銀行がサラ金業社を子会社化して大きめのサラ金

業者を救済しました。そうすれば、ある程度のサラ金業のノウ

ハウも頂戴できます。

 

 

 

でもって、日銀のマイナス金利政策が銀行のサラ金業化を一層

進めました。え?だって、日銀にお金を預けるだけで収益あった

のが無くなったんですもんね。こんな楽勝な商売無かったと思い

ますよ。個人はきちんと貯金してくれますしね。その金が銀行の

収入になっていたのも昔のことです。

 

と、立て続けに銀行の収益構造が変になっていました。お金を

借りる時に年収の何割まで借りられますというのが総量規制と

言いますが、サラ金では基本的に1/3までです。しかし、銀行

カードローンだとそんな制限は基本的にありません。だから、

個人がどんどん借りてしまい多重債務に陥り破産件数もうなぎ

登りです。大手銀行でもお住いの地方銀行のサイトをのぞいて

見て下さい。大きな宣伝として銀行カードローンがデカデカと

表示されてませんか?

 

こうなると銀行は、産業育成を促進するための業態としての

立場は過去のものです。ただの金貸、つまりサラ金になって

しまったんですね。巷では、総量規制が実施されると日本版

リーマンショックが出てくるんじゃ?との意見も耳にしてお

ります。まぁ、ここで護送船団方式が政府から繰り出してく

るんでしょうか。先の不景気時に企業相手の不良債権が問題

になりましたが、今回は個人相手の不良債権が問題になって

しまいそうです。まさに、アメリカで起こったサブプライム

ローン破綻のような様相が目の前にありますね。本当に今後、

どうなるんでしょうか。

 

銀行には原点回帰をして欲しいですね。

以上